ヤマハ発動機の柳弘之社長は 2014年前半に市場投入する前輪 を二つにした三輪バイクについて、発売後2~3年 で世界販売10万台超を達成したいとの考えを明ら かにした。

ヤマハは先にも中期的な販売計画の中で前2輪の3 輪バイク(トライク)や超小型4輪など、新ジャ ンルの乗り物を強化していくと発表している。2 輪市場で競争激化するアジアを中心とした新興国 での差別化なども視野に入れているようだ。

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トライクというと、一般的には前1輪+後2輪のタ イプをイメージする人が多いと思うが、ヤマハが 目指すのは、前輪を2輪として悪路や段差、 ウェット路面での安定性を向上させつつ、コーナ リングでは車体を傾けて曲がることで、バイクら しい機動性・軽快な走りも実現するものだ。ヤマ ハとしては、バイクに関心はあっても不安定さに 苦手意識を持つ層にアピールするのが狙いとい う。もともとは安定性重視の乗り物として開発に 着手したが、よりスポーティな方向性で開発を進 めているらしい。

ちなみに一般的なトライクは道交法で「自動車」 として取り扱われるため、自動車免許があれば運 転できる。トライクは「ノーヘルで乗れる」とい うのはこのためだ。ただ、2010年の法改正によ り、現在は「車輪及び車体の一部又は全部を傾斜 して旋回する構造を有するもの」に関しては「自 動二輪車」の扱いとなる。ヤマハが開発している のもこちらのタイプで、つまり、れっきとした3 輪バイクということだ。